JRきっぷの「大都市近郊区間」とは?
JR きっぷの「大都市近郊区間」について説明します。
大都市近郊区間とは
大都市近郊区間とは、東京や大阪などで、路線網が複雑になっているため運賃計算を簡単にするために、最も短い距離で計算する特例のことです。
利用者側からしたら、普通に電車に乗る分には、特に影響はありません。
しかし、知っておくべきことがあるので、そちらについても紹介します。
どんな「大都市近郊区間」があるの
- 東京近郊区間
- 大阪近郊区間
- 仙台近郊区間
- 新潟近郊区間
- 福岡近郊区間
があります。
名古屋や、札幌はないのと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、名古屋や札幌は路線網が複雑ではないため、大都市近郊区間の対象になっていません。
「大都市近郊区間」のデメリット
まず先にデメリットについて紹介します。
大都市近郊区間内ので完結するきっぷは、どんなに長い距離であろうとも、有効期限が 1 日間になってしまうことです。
2025 年の改正で、在来線の長野も東京近郊区間に含まれて、長野から浪江までの在来線経由の乗車券を買うと、有効期間が 1 日になってしまうようになりました。
また、「途中下車」の利用もできません。
回避する方法もあるので、大きなデメリットではないとは思いますが、注意しておいたほうが良いです。
「大都市近郊区間」のメリット
乗車する経路にかかわらず、最も短い距離で運賃を計算することがメリットです。
つまり、大都市近郊区間内であれば、乗る駅と降りる駅で運賃が計算できるため、同じ駅を 2 回通らなければ、好きな経路で移動することができるのです。
これをよく、大回り乗車といいます。
鉄道好き以外にあまりメリットはないですが、途中で駅の駅ナカ施設によりたいといった時に使うことができます。
有効期間 1 日の回避方法
こちらは非常に簡単で、1 駅でも「大都市近郊区間」をでれば、有効期限が距離に応じて長くなります。
または、新幹線を経由すると回避できます。
ただし、東海道新幹線の米原―新大阪間は、近郊区間になってしまっているので、新幹線を指定する方法は使えません。
例: 松本から東京
松本から東京までのきっぷは、大都市近郊区間内になってしまうので、有効期間が 1 日間になってしまいます。
松本から東京までのえきねっと
この場合は、途中で新幹線を経由することが難しいので、松本側から 1 駅伸ばしてしまいましょう。
北松本から東京に区間を変更してみます。
北松本から東京までのえきねっと
変更すると、こちらのように、有効期間を延ばせました。
乗る駅を北松本にする必要はありません。経路内の駅であれば、問題なく乗車できます。
また、東京から上野を新幹線経由にして追加してしまえばできます。が、券売機での発券は難しいです。
まとめ
いかがでしたか。大都市近郊区間は、大回り乗車できる一方で、有効期間に注意が必要ということがわかってもらえたのではないでしょうか。

